太陽、桜の花

桜の花は無限であり、永遠でありいずれ散る。そしてまた咲く。太陽の遠さ、その輝き。私は追い続ける。

2021年こんにちは

年が明けると君は今年一体何をするのかと云う声を私は見つける。
私はその声に応えようと考えるが、果たして急激な思想の発現をそこに見出すには至らず私の前には大した言葉を見つけられない。
歳を経る度に私は命をすり減らしていくが、減滅に耐え得るほどの成果を成し遂げられたかと云うと答えはNOだ。
例え大統領やピカソほどの業績を挙げたところで私は満足できないだろう。だって彼らも死んでいる。私もまた死んでしまうのだろう。
私としてはかけがえのない大したことない私が現実と夢想を照らし合わせた時に現れる影を抱きしめられるように生きていきたい。その為に努力したい。
今を考えようとして昔のことをよく思う。私は真に愛すべきものをどれほど貶してきたかと。あのとき愛すべきだったものを私は大変侮辱し、どうでもいいことに精神を費やして今ここにこうやって過去に懺悔するようなくだらない毎日を送っていて私は私自身を悔しく思っている。
私はこのように短い文章を刻めるほどにありきたりな自己を形成するに至っているのだが、ふとした時に脆さが現れる。私は私自身にすごく後ろめたさを感じている。弱さを護ってあげられない。抱きしめられない。そのことを悔しく思っている。私は過去に弱さを侮辱した。弱かったら生きてられないと過去に宣言したような輩なのだ。
世の人々は其々に自分自身に染まる。神の加護を受けて個人として立脚する。恐ろしい未熟な卵も嬉しそうに生きている。私ですよと愚か者も笑う。
私もまた未熟だ。様々なものを神の膝下へ欠損させることなく送り届けることが私の使命のように思うが、不足な私は何かを傷つけずに居られない。私は自室に怯えて温かい布団の中に逃げたくなる。しかし私は戦うしかない。世の中で物事と接するならば。お前と云うたった一度与えられた機会で逃避で終わるなんてくだらなすぎる。私は何度も生きられないんだぞ。それを忘れているからこそ自分自身に唱える。
私は自分自身に足りないものを結びつけてこれからも生きていこう。自分はここにいるんだ。ここで生きているんだ。ここは私の国だ。私の大地だ。私の友だ。私の心だ。誰でもない。私と云う肉体が教えてくれたたった一度きりの世界だ。私はそのことに浸かりきり生きていきたい。この身体の答えは僕自身しか導いてやれないのだから。僕と云う思想だけが僕と云う牢獄に良い姿を魅せられないから。
別に自分なんて意識さえ有ればなんだって大丈夫。僕は僕と云う思念以外とどのように付き合っていくかだけを考えればいい。僕と云う肉体、他者、他者のコミュニティ。様々な世界の涙の数を少なく、そして少しでも温かい色で染まるようにと。それだけを抱きしめて生きていきたい。其れが私が接することが出来る世界への責任というもの。
なにかを達成できないからそちらへは進まないでは不十分だ。我々は戦うべきものと戦い、戦わなくてもいいなら戦わなくてもいい。様々な選択肢に於いて悲しみながら笑えないならばもっと悲しむべきか笑うべきだ。其れが出来ないくせに大人ぶんなよな。
これまでとこれからを一所懸命選択する。たった一度の人生で人は同じようにしか生きてられない。どのような道筋も自己満足の域を出ない。どの選択肢も非常に神々しい。その中で私に相応しいかなと道筋、選んでいくよ。
ではこれからも生きられる限り、生きてきましょう。では。

 

醜くて愚かで不実な姿こそ君だ
愛しづらいモノを揃えた君は偽者か
愛しやすくなれるだろうか。否。
愛してもらえるだろうか。ああ。
君は愛してもらえる。君は愛せられる。
だから泣くな。笑え。
涙は自分自身や他者の為に使え。
不足な自分自身を呪う為に使うな。
君自身を侮辱するなんて誰にも出来ない。
君自身に与えられた形に傷つけられるな。
君は君の為に笑え。喜べ。
君は君に於いて愛を施行する権利が有る。
君の愛を否定するなんて愚か者の言葉ばかりだ。気にするな。
君を愛するものは君自身しかいない。誰だって自らを愛するのはその人自身だから。
だから君は君を愛してやってほしい。君のことを好きな僕が僕を愛する為に。
互いに愛し合おうじゃないか。抱き締めあおうじゃないか。長い旅路に就こうじゃないか。
楽しみな日々が待っている。始まるのだ。
形に惑われるな。君自身と形はまた別ものだ。だから君自身を労ってやれ。愛してやれ。慰めてやれ。
世界と同じようにこの姿さえ我々にとって外部に等しい。だから笑われるなら自分でも笑ってやれ。世界中が僕たちのパートナーだ。笑って泣いて遊んでやれ。
君と云う魂が日和る必要はない。君自身に与えられた形に苦しめられるな。馬鹿にしてやれ。慰めてやれ。愛してやれ。そんな君が大好きだ。
そのことをわからないものに何を愛することも出来ない。届けることは出来ない。僕はそんなヤツにはなりたくない。そう云う要素を抱えているからこそそうにはならないように努めたい。
愛してやってください。そうして貴方の神々しく美しい宇宙に瞬く彗星のような姿が僕の目に届き、僕は幸せだなと想える。
想わせてください。
抱き締めさせてください。
愛させてください。
お願いします。