太陽、桜の花

桜の花は無限であり、永遠でありいずれ散る。そしてまた咲く。太陽の遠さ、その輝き。私は追い続ける。

勝手に心中

僕の内奥の意識の軽薄さ、積み重なる時間と他者との並び。始まりようのない幾多の感情を僕は知り得た表現以外を求めてしまいたくて仕方がない。だから。愚かな道を今まで歪んだ両足を惑わせながら進めてきたんだ。
誰しにも醸し出すことしか叶わない僕の事情とはつゆしらない彼女の事情、それと対面することも叶わないまま自らの夢想曲が窓から見える青いカーテンに包まれた女性の深窓に痛みを胸に抱え込み、雨音の残酷さ、ぽつりぽつりの激しさに枕に顔をあてて孤独な涙を流す。
世界の事情とにらめっこすることが生きていく上では大切で、届かない願いとはわかりやすいからこそ私は私の事情はそのままに紫色の鱗粉、蝶でいなければならない。
そうすると私は私でありながら、他者であるという非常に不可解な状態へ向かっていく。
簡単にいうと傲慢な私が叶わない願い、その痛みを覚える毎日はどのようにすれば回避されるのか。そのことを考え続けているわけです。
人と人。難しいよ。
何事も簡単に進めば良いけれど、僕の倫理、彼女の倫理。様々な論理。
苦しい。幸せ。辛い。
全て、僕の妄想と彼女の理分、世界の現実。色々な歯車が理路整然にまわり続けている。
僕の想いがうまい具合に昇華されるならば。願わざるを得ない。